本投稿のまとめ

・もの忘れが無くても認知症と診断されることがある。

・認知症とは、一度正常に獲得された脳の機能が、徐々に失われていく病気

この記事は、固定ページにまとめました。

認知症 = もの忘れ ではない

本邦では 「認知症外来 = もの忘れ外来」というイメージが先行しているので、当院でも「もの忘れ外来」と併記しています。
ただし、「認知症の初発症状は必ずしも、もの忘れに限らない」ことが統計学的に示されています。「以前はできていた○○ができなくなった」「注意力が無くなった」「通り慣れた道で迷うようになった」など、「従来とは違う」という症状は全て認知症を疑う理由になります。

認知症という言葉を改めて解説 - 一度正常に獲得された脳の機能が、徐々に失われていく病気

認知症の診断基準は、複数の機関から出されています。よく使われているのは下記3つです。
・ICD-10 による認知症の診断基準 (WHO-世界保健機関 による国際疾病分類)
・NIA-AA による診断基準 (加齢・アルツハイマー型認知症を研究する国際機関によるもの)
・DSM-5 による診断基準 (米国精神医学会によるもの)
これらは互いに矛盾するものではなく、まとめることができます。下記となります。
認知症はš一度正常に獲得された脳の機能が、徐々に失われていく病気

よく質問を受けるので注意していただきたい点として下記2点があります。

・記憶障害は必ずしも必要としない。šもの忘れが無くても認知症と診断されることがある
・šどの診断基準を見ても、画像所見(脳の萎縮)は必須ではない。脳の萎縮がなくても認知症と診断されることがある。(※)
※ 認知症外来で頭部CTを撮影したり、MRIを撮像したりするのは脳の萎縮を証明するためではありません。別の理由「外科手術で完治しうる認知症を見逃さないため」あるいは「脳血管性認知症を診断するため」によります。

もの忘れ, 初発症状, 認知症をキーワードにあえて文章を作るなら

認知症の中で最も多いタイプがアルツハイマー型認知症であり、その初発症状はもの忘れであることが多い。
もの忘れ, 初発症状, 認知症をキーワードにあえて文章を作るなら上記は正しい文章です。

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