本投稿の目的

これまでの投稿において、サーバーコンピューターに、OS Ubuntu をインストール、ORCA サーバー / OpenDolphin サーバーを立てて、IP アドレスを固定しました。 (下図青枠部分)

さらに、クライアント用コンピューターに ORCA クライアントを導入し、ORCA サーバーへ接続しました。

ここでは、受付や診察室のコンピューターが Windows である場合に、そのコンピューターに OpenDolphin クライアントをインストールする方法を解説します。(赤枠部分)

レセコン電子カルテシステム説明27

便宜上、下記を前提とさせて頂きます。(上図青矢印)
・サーバーコンピューターの IP アドレスは 192.168.1.21
・クライアントパソコンの IP アドレスは 192.168.1.23
さらに、便宜上、以下とさせて頂きます。
・Wndows とは Windows 10 とする (Home か Professional かは問わない)

前提

ORCA/OpenDolphin システムの全体像をなんとなくで良いから把握している。

Ubuntu 16.04 LTS がインストールされたコンピューターが存在する。

Ubuntu 16.04 LTS がインストールされたコンピューター上で、ORCA サーバーが構築され、動作している。

Ubuntu をインストールしたサーバーコンピューターの IP アドレスが固定されている。(ここでは便宜上、192.168.1.21)

Windows の IP アドレスが固定されている。(ここでは便宜上、192.168.1.23)

※ 一般的な操作ですので、ここでは解説しません。google で 「Windows10 IPアドレス 固定」でお願いします。

Windows が動作しているクライアントコンピューターに JAVA が導入されている。(下記記事過程)

Windows に OpenDolphin クライアントをインストール

OpenDolphin の配布サイトから OpenDolphin のクライアントをダウンロードします。
最終的には下記へたどり着くと思います。
OpenDolphin-client-for-windows-install-001
OpenDolphin.zip を展開して得られる OpenDolphin.jar は Java の実行ファイルであり、client プログラムそのものです。任意の場所へ配置します。
OpenDolphin-client-for-windows-install-002
以上で、Windows PC への OpenDolphin クライアントのインストールは終了です。

OpenDolphin クライアント の初回接続

前提として、Ubuntu 側で OpenDolphin サーバー / ORCA サーバー が立ち上がっていないといけません
ユーザー名 / パスワード 情報等をサーバーへ見に行くからです。
OpenDolphin-client-for-windows-install-003
初回起動時は上記画面が得られます。
ここで、初回接続時には OpenDolphin サーバー側でユーザー設定がされていませんので、デフォルト値を入れます。
ユーザーID = admin
パスワード = admin
となります。
OpenDolphin-client-for-windows-install-004
続いて、「設定」を押して接続先情報をクライアントソフトに指示していきます。
OpenDolphin-client-for-windows-install-005
まず、サーバータブにおいて、上記のように設定します。
医療機関ID は 1.3.6.1.4.1.9414.70.1
ユーザーID も admin
スキーマ http
サーバーは OpenDolphin サーバー が動作している Ubuntu のIPアドレス. (ここでは便宜上、192.168.1.21)
ポートは 8080
Java-for-windows-install-005
次いで、レセコンタブにおいては上記のように設定します。
診療行為送信: 送信する
機種: 日医標準レセプト (ORCA) <default 値そのまま>
医療機関ID JPN: 000000000000 <ORCA 管理機構にメールするともらえますが、初期値のままでも問題ありません。>
レセコンとの接続: クライアント
IP アドレス: ORCA サーバーが動いている Ubuntu の IP アドレス (ここでは、192.168.1.21)
ポート: 8210
このマシンで ORCA からの受付情報を受信する にチェック
リッスンアドレス: クライアントソフトを動かす Windows の IP アドレス (ここでは、192.168.1.23)
受付を定期チェックするにチェック
以上が入力できたら、保存します。
Java-for-windows-install-006
ログインを押して、初回接続します。
Java-for-windows-install-007
ファイアウォール警告が出ます。間違ってブロックしないように注意して下さい。
Java-for-windows-install-008
初回接続が完了しました。
Java-for-windows-install-009
ツール → 院内ユーザ登録 へアクセスします。
Java-for-windows-install-010
セキュリティ上の観点から、 "ユーザーID: admin" となるユーザーについてはパスワードを変更しておいて下さい。

最低限の運用を行うにももう少し設定が必要

早速使ってみたいところですが、もう少し設定をしないと1行もカルテをかけません。なぜなら
・OpenDolphin サーバーは、患者の氏名・住所・保険情報といった 1号用紙情報 は、ORCA に問い合わせて送ってもらっている。(逆に、OpenDolphin 単独では患者カルテを作成できない)
からです。(下記記事参照)
ORCA サーバーと OpenDolphin サーバーが患者情報や診療行為といった情報をやりとりする情報体系を CLAIM と呼びます。OpenDolphin サーバーに対して行うCLAIM の設定は上記過程で終了です。
次稿では、ORCA サーバーに対して CLAIM の設定を行っていきます。

今後の電子カルテ・レセコンに関する記事の予定

今後の記事では、以下を説明したいと思います。

・Mac が動作するコンピューターへの OpenDolphin クライアントプログラムのインストール
・ORCA ↔ OpenDolphin 間の連携の設定 (CLAIM)
・ORCA / OpenDolphin データベースのバックアップ・暗号化
・ORCA / OpenDolphin データベースのバックアップ・暗号化・クラウドへのアップロードがバックグラウンドで定期的に(自動的に)行われる設定
・現在動作中の ORCA / OpenDolphin サーバーのデータを、バックアップされた ORCA / OpenDolphin データで置き換える (復旧 = リストア) する方法

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