本投稿の目的

前投稿においては、ORCA/OpenDolphin サーバー構築のために、Ubuntu がインストールされたコンピューターを用意しました。

次に、このコンピューターに ORCA サーバーを立てていきます。

基本的には日本医師会ORCA管理機構の記載
日医標準レセプトソフト for Ubuntu 16.04 LTS(Xenial Xerus)のインストール
の後半部分に従います。

記事執筆時点で、クリニックのオープニングスタッフのために練習用の ORCA サーバー / クライアント を作成する必要が生じましたので、実際のインストール時のスクリーンショットを交えながら説明します。

下図、全体像のうち、青枠は前回の投稿までに終了した部分です。
今回は、赤枠の部分についての作業となります。

レセコン電子カルテシステム説明19

前提

ORCA/OpenDolphin システムの全体像をなんとなくで良いから把握している。

Ubuntu 16.04 LTS がインストールされたコンピューターが存在する。


この時点では必須ではないのですが、前もって下記を行われていると、使い慣れた環境での作業となるかと思われます。

・Ubuntu をインストールしたコンピューターの IP アドレスの固定

・Ubuntu への OpenSSH server のインストール

Ubuntu にて terminal を起動

まずは、Ubuntu にログインします。

orca-install-01
画面左上の「コンピューターを検索」をクリックすると上記画面が出現します。
orca-install-02
ここで、検索画面に terminal と入力すると「端末」というアイコンが現れます。これをクリックします。
orca-install-03
上記のような画面が出現したら、アプリケーション「端末」の起動に成功しています。
orca-install-04
アプリケーション「端末」は高頻度に使いますので、右クリックして、Launcher に登録しておきます。

端末にて ORCA のインストール作業

以後、起動した「端末」内でコマンドを入力することで、インストール作業を行っていきます。
基本的にはコピーペーストで大丈夫です。本ページを Ubuntu のブラウザで開いて行うと容易であると考えます。
ちなみに、
ブラウザから文字列をコピーするショートカットは 「Ctrl + C」
端末内に文字列をペーストするショートカットは 「Ctrl + Shift + V」
です。
今回は、
コピーペーストで ORCA サーバーを導入すること
を目標としています。
従って、各コマンドが何を意味しているのかは解説をしません。
各コマンドの意味を理解したい場合は、日本医師会ORCA管理機構の記載日医標準レセプトソフト for Ubuntu 16.04 LTS(Xenial Xerus)のインストールを御参照下さい。

command

sudo -i

※ 現在ログイン中のユーザーのパスワード (= root パスワード) を尋ねられるので、入力して Enter

wget -q https://ftp.orca.med.or.jp/pub/ubuntu/archive.key
apt-key add archive.key

wget -q -O /etc/apt/sources.list.d/jma-receipt-xenial50.list https://ftp.orca.med.or.jp/pub/ubuntu/jma-receipt-xenial50.list

※ 上の1行は横に長いです。コピーしながらスクロールして下さい。
※ 日本医師会ORCA管理機構の Web サイトでは、「¥」マーク付きのコマンドが3行に渡って記載されており、これを端末にコピペするとバックスラッシュ「\」付きのコマンドが入力されてしまいます。上記のように1行で全てを記載する方が理解しやすいと考え、書き直しています。

apt-get update

※ エラーメッセージが返されますが問題ありません。

apt-get dist-upgrade

※ Yes/No を聞かれるので Y と入力してから Enter. しばらく待機時間となります。

exit
sudo apt-get install -y jma-receipt

※ 現在ログイン中のユーザーのパスワードを尋ねられるので、入力して Enter

環境によってはエラーメッセージが返ってくるようです。この場合は、以下を入力して yes を2回選択します。

sudo apt-get install jma-receipt

次いで、

sudo jma-setup
sudo service jma-receipt start
sudo -u orca /usr/lib/jma-receipt/bin/passwd_store.sh

※ ここで、パスワードを設定します。以下に注意して下さい。

・ここで作成するパスワードは、ORCA サーバーへフルアクセスできる ormaster というユーザーのパスワードである。
・後に使用する。記録(あるいは記憶)しておかなければならない。
・ユーザー ormaster は基本的に削除できない。パスワードは複雑なものを設定するか、後に忘れずに複雑なものへ変更しなければならない。

以上で、 Ubuntu が動作するコンピューターに ORCA サーバーをインストールし、起動するまでの操作は終了です。


クライアントプログラムのインストールは別記事で紹介します。

上記では、実際問題として本当に ORCA のインストールが成功しているのか、起動できているのか判別不能だと思います。

次の投稿で、ORCA サーバーをインストールしたコンピューターに、ORCA クライアントもインストールし、動作確認する方法を説明します。実務上は、次の投稿とセットでご利用下さい。

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