本投稿の目的

これまでの投稿において、サーバーコンピューターに、OS Ubuntu をインストール、ORCA サーバーを立てて、IP アドレスを固定しました。 (下図青枠部分)

実環境では、下図のようにサーバーコンピューターとクライアントコンピューターは分かれています。

ここでは、受付のコンピューターが Windows である場合に、そのコンピューターに ORCA クライアントをインストールする方法を解説します。(赤枠部分)

レセコン電子カルテシステム説明25

なお、Windows における ORCA クライアントは monsiaj というプログラムであり、Java 上で動作します。従って、まずは Java のインストールが必要となります。

基本的には日本医師会ORCA管理機構の記載
monsiaj(Java版日医標準レセプトソフトクライアント)
の記載に従います。

なお、

無料電子カルテ OpenDolphinパーフェクトガイド

上記書籍にも ORCA クライアントのインストール方法が記載されていますが、書籍記載内容に従うと現在の ORCA サーバーに対して古いクライアントに誘導されてしまいます。すなわち、書籍の通りに行動しても現在ではインストールに成功しません。
若干の修正を加えながら解説します。
また、便宜上、下記を前提とさせて頂きます。(上図青矢印)
・サーバーコンピューターの IP アドレスは 192.168.1.21
・クライアントパソコンの IP アドレスは 192.168.1.23
さらに、便宜上、以下とさせて頂きます。
・Wndows とは Windows 10 とする (Home か Professional かは問わない)

前提

ORCA/OpenDolphin システムの全体像をなんとなくで良いから把握している。

Ubuntu 16.04 LTS がインストールされたコンピューターが存在する。

Ubuntu 16.04 LTS がインストールされたコンピューター上で、ORCA サーバーが構築され、動作している。

Ubuntu をインストールしたサーバーコンピューターの IP アドレスが固定されている。(ここでは便宜上、192.168.1.21)

Windows の IP アドレスが固定されている。(ここでは便宜上、192.168.1.23)

※ 一般的な操作ですので、ここでは解説しません。google で 「Windows10 IPアドレス 固定」でお願いします。

Windows に Java をインストール

まずは、Windows にログインし、ブラウザを起動します。

ブラウザから、Java のダウンロードサイト へアクセスします。

JAVA-for-windows-install-001
赤ボタン「無料 Java のダウンロード」から、インストールへ進みます。本記事執筆時点では、最新版は Ver8.181 となります。
Java-for-windows-install-002
ブラウザによってはプラグイン警告が出ますが、問題ありません。(プラグインを使用する目的ではありませんので)
Java-for-windows-install-003
管理者権限でインストールしていきます。
Java-for-windows-install-004
上記画面にて、Java のインストールは終了です。

Windows に ORCA クライアント monsiaj をインストール

注意点

この項目には以下の2点の注意点があります。
(1) 下記書籍の情報は古く、現在使用されている Java の version では動作しないクライアントソフトへ誘導されます。

無料電子カルテ OpenDolphinパーフェクトガイド

(2) 本稿は管理者ユーザーでの作業を前提としています。一般ユーザーでの作業については、本項末尾に示します。

ダウンロード & 起動 (管理者ユーザー)

引き続き、ブラウザでの作業です。
orca-client-for-windows-install-001
画面右上部分の、「Java Web Start」 をクリックするとファイル「stable.jnlp」のダウンロードが促されます。
orca-client-for-windows-install-002
このファイルを任意の場所へ保存します。このファイルは Java の実行ファイルであり、monsiaj の bootstrp 的なものです。
orca-client-for-windows-install-003
クリックすると実行の可否を問われますので、可と返答します。
orca-client-for-windows-install-004
ubuntu 版のクライアントソフト「glclient2」で確認したときと同じログイン画面 (下記投稿参照) が現れます。導入成功です。

ダウンロード & 起動 (一般ユーザー)

orca-client-for-windows-install-001
ブラウザでアクセスする先は同じですが、ダウンロード対象を「バイナリアーカイブ」とします。
orca-client-for-windows-install-005
zip ファイルがダウンロードされますのでこれを展開、中身のファイルを任意の場所へ配置します。
orca-client-for-windows-install-006
後は、ファイル「orcamoclient.jar」の実行により、クライアントソフトの起動という同じ結果が得られます。
orca-client-for-windows-install-004

ORCA クライアント monsiaj の接続設定

まずは monsiaj を起動します。
orca-client-for-windows-install-004
上記画面で入力可能な部分3カ所を以下のように設定します。
サーバー: http://192.168.1.21:8000/rpc/ (IP 部分は、ORCA サーバー in ubuntu のアドレス)
ユーザー: ormaster
パスワード: ubuntu で設定した ORCA のパスワード (下記投稿参照)
orca-client-for-windows-connection-001
入力が終わったら、パスワード保存の可否を判断した後に、「接続」ボタンを押します。
orca-client-for-windows-connection-002

今後の電子カルテ・レセコンに関する記事の予定

今後の記事では、以下を説明したいと思います。

・Windows が動作するコンピューターへの OpenDolphin クライアントプログラムのインストール
・Mac が動作するコンピューターへの ORCA クライアントプログラムのインストール
・Mac が動作するコンピューターへの OpenDolphin クライアントプログラムのインストール
・ORCA ↔ OpenDolphin 間の連携の設定
・ORCA / OpenDolphin データベースのバックアップ・暗号化
・ORCA / OpenDolphin データベースのバックアップ・暗号化・クラウドへのアップロードがバックグラウンドで定期的に(自動的に)行われる設定
・現在動作中の ORCA / OpenDolphin サーバーのデータを、バックアップされた ORCA / OpenDolphin データで置き換える (復旧 = リストア) する方法

レセコン・電子カルテシステム自作についての記事一覧
CTA-DIY-chart-receipt

当サイト内の

レセコン (ORCA)
電子カルテ (OpenDolphin)

自作についての記事一覧は

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事