本投稿の目的

ORCA/OpenDolphin サーバー構築のため、まずは Ubuntu がインストールされたコンピューターを用意します。イメージファイルのダウンロードからメディア作成、インストール、初回起動までスクリーンショットを交えて解説します。

基本的には日本医師会ORCA管理機構の記載
日医標準レセプトソフト for Ubuntu 16.04 LTS(Xenial Xerus)のインストール
の前半部分に従います。

下図全体像のうち、赤枠部分についての作業となります。

レセコン電子カルテシステム説明18

前提

ORCA/OpenDolphin システムの全体像をなんとなくで良いから把握している。

Ubuntu のイメージファイルのダウンロード

上記参考記載に従い、Ubuntu 公式サイトのダウンロードページからダウンロードします。

下記日本語 Remix 版ではありません。
https://www.ubuntulinux.jp/News/ubuntu1604-ja-remix

記事執筆時点では、
ubuntu-16.04.4-desktop-amd64.iso
がダウンロードされます。(約 1.5GB)

念のためですが、このダウンロード処理と次の「iso イメージファイルを DVD-R に焼く」は、Ubuntu をインストールするコンピューターとは別のコンピューターで行います。Windows, Mac, Linux なんでも構いません。普段お使いの環境で行って下さい。

iso イメージファイルを DVD-R に焼く

当然空の DVD-R メディアと、DVD-R 書き込みに対応したドライブが必要です。

Windows 10 の場合

iso イメージを右クリック → ディスクイメージの書き込み
により DVD-R を作成します。

Mac OS の場合

iso イメージを右クリック → ubuntu-16.04.4-desktop-amd64.isoをディスクに書き込む
により DVD-R を作成します。

DVD メディアから、Ubuntu をインストールしたいコンピューターを起動

上記手順で作成した DVD-R をドライブに入れ、インストール先のコンピューターを起動します。
この際、DVD-R から起動するように設定します。

BIOS / UEFI の設定で、ブート順位を変更してしまう方法
電源投入時から特定のボタン (多くは F12) を連打して、一度だけ DVD ドライブから起動する方法

の 2つ があります。お勧めは後者です。

Ubuntu のインストール (狭義)

以下では、仮想環境 (Parallels on Mac) でのインストール時のスクリーンショットを掲載します。
仮想環境を利用する理由は、まさにスクリーンショットをきれいに作成するため、です。

実際には Ubuntu をインストールするコンピューターで行って下さい。
なお、このコンピューターに接続されている HDD や SSD の内容は特に明示しない限り全て消去される前提で行動して下さい。

SS-Ubuntu-install-02

起動中

SS-Ubuntu-install-03

この画面で入力待機状態になります。

SS-Ubuntu-install-04

左側で日本語を選択、右側で「Ubuntu をインストール」

SS-Ubuntu-install-05

この画面では二つともチェックを入れずにインストールします。

SS-Ubuntu-install-06

一番上の○には必ずチェックを入れることになると思います。

2番目のチェックボックスにチェックを入れるかどうかについては選択の余地があります。
ここで、チェックを入れて進むと、最終的に Ubuntu を再起動するたびに (ユーザーパスワードとは異なる) システム全体の暗号化を復号するためのパスワードの入力を求められることになります。通常、Ubuntu をインストールするコンピューターは、ディスプレイもマウスもキーボードも外して、鍵のかかるサーバー室に設置します。再起動を行うたびにディスプレイとマウスとキーボードを取り付けてパスワード入力を行うのは大変かもしれません。
ただし、パスワードを適切な複雑さで設定している限り、たとえコンピューターが物理的に盗難に遭った場合でも、情報漏洩は起こりにくくなります。

ここでは、チェックを入れて (= システム全体を暗号化して) 進みます。

SS-Ubuntu-install-07

今回はスクリーンショット作成のためだけに Ubuntu をインストールしていますので、短いパスワードを使用しています。
実際には英数記号の組み合わせで20文字以上で作成して下さい。

下の 「空きディスクスペースを上書きする」は通常不要でしょう。

SS-Ubuntu-install-08

住んでいる場所を選びます。実際にはタイムゾーンを指定するので、私は九州在住ですが、「Tokyo」で構いません。

SS-Ubuntu-install-09

キーボードの種類を設定します。

正直、上記デフォルト設定で構いません。
サーバーパソコンで日本語入力は行いませんので。

SS-Ubuntu-install-10

「あなたの名前」はなんでも構いません。
「コンピューターの名前」については、同じネットワーク上に同じ名前のコンピューターがないように設定します。

ユーザー名は何度も使うので、覚えましょう。

パスワードについて、今回はスクリーンショット作成のためだけに Ubuntu をインストールしていますので、短いパスワードを使用しています。
実際には英数記号の組み合わせで20文字以上で作成して下さい。

一見、LVM の暗号化の時の繰り返しですが、「ログイン時にパスワードを要求する」にチェックを入れるとセキュリティー強度は上がります。一方、ここで、チェックを入れて進むと、最終的に Ubuntu を再起動するたびにパスワードの入力を求められることになります。通常、Ubuntu をインストールするコンピューターは、ディスプレイもマウスもキーボードも外して、鍵のかかるサーバー室に設置します。再起動を行うたびにディスプレイとマウスとキーボードを取り付けてパスワード入力を行うのは大変かもしれません。

ここでは、全てにチェックを入れて進みます。

SS-Ubuntu-install-11

SS-Ubuntu-install-12

この後、Ubuntu の広告的なスライドが何枚か表示されながらインストールが自動で進みます。

あまり時間はかかりません。私は冷蔵庫にコーヒーを取りに行っていたら、危うくスクリーンショット作成の機会を逃すところでした。

SS-Ubuntu-install-13

この画面が出たらインストール終了です。「今すぐ再起動する」を押します。

SS-Ubuntu-install-14

もしも再起動中に上の画面が出たら、DVD メディアが入ったままになっています。取り出して、Enter キーを押します。

初回起動

SS-Ubuntu-install-15

LVM の暗号化を行っている場合、この画面が出ます。LVM の暗号化パスワード (ユーザーのパスワードではありません) を入力します。

SS-Ubuntu-install-16

LVM の暗号化パスワードの入力に成功すると上記画面になります。

SS-Ubuntu-install-17

次いで、ユーザーパスワードの入力を求められるので、入力します。

SS-Ubuntu-install-18

初回起動時には親切にショートカットメニューが表示されます。

SS-Ubuntu-install-19

好みですが、Launcher のいらないメニューは消しましょう。

SS-Ubuntu-install-20

以上で、Ubuntu のダウンロード・DVDメディア作成・インストール・初回起動までが終了です。

ORCA サーバーのインストールは次の投稿で説明

次の投稿では、実際に Ubuntu が動作するコンピューター上に、ORCA サーバーをインストール・起動する方法を説明します。

極力、コピーペーストで行えるように記載します。

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