初めに

ドメインの変更無しに、このサイトを置くレンタルサーバーをホームページビルダーサービスから Xserver へ変更しました。同時にドメインを移管し、ページを https 化しました。その際に行った作業を細分化して考察しました。

作業は以下に分けられました。

・サーバーデータの移転

新規にコンテンツ置き場を確保し、データを移行して公開する

・ネームサーバーの移転設定

独自ドメインと新規サーバーを紐付ける

・ドメインの移管

独自ドメインの管理業者を変更する

・独自 SSL の設定

ページを https 化する

サーバーデータの移転

 

(1) 新サーバー (Xserver) と契約

新規にコンテンツ置き場を確保します。

(2) 新サーバーへデータ移行

新サーバーで WordPress をインストールしたり、旧サーバーで運用している web のデータを新サーバーへ移動したりします。
ちなみに WordPress のプラグイン UpdraftPlus 使用により非常に簡単にできました。 UpdraftPlus は、今回のような移転 = migration の時のみならず、ローカル環境で WordPress を動かしてみるときなどにも非常に有用なツールと考えていますので、別途コメントページを作ります。

(3) データ移行の確認

この段階で、自分だけは新サーバーでのデータの公開状況を目視できます。以下のどちらの方法をとっても可能です。

方法1: hosts ファイルを編集する

Xserver のサーバーパネルで教えてもらえる IP アドレスにドメインを結びつけてしまいます。ファイルを編集した PC/Mac のみで有効ですが、公開データだけではなく WordPress のダッシュボードにログインすることも可能です。記載例は以下です。

123.123.123.123 brain-abe-clinic.org

確認が終わったら、コメントアウトするなどして必ず元の情報に戻す必要があります。

方法2: 動作確認 URL を利用する

Xserver のサーバーパネルで動作確認用の URL を発行し、アクセスします。スマートフォンからもアクセスできたりしますが、WordPress のダッシュボードへはログインできません。
(ブラウザ上で URL をいじればWordPress のログインページにまではたどり着けますが、そこにあるログインボタンのリンク先は旧サーバーのダッシュボードです。)


ネームサーバーの移転設定

 

上記 [2] の状態で、新サーバー上でのホームページの公開は開始されています。

ただし、ブラウザ上で brain-abe-clinic.org を入力すると旧サーバーへつながります。
なぜなら世界中のネームサーバー (= DNS サーバー) は

brain-abe-clinic.org = 旧サーバーのグローバル IP アドレス

と認識したままであり、これを変更する作業をまだ行っていないからです。

 ネームサーバーの移転設定とは、「brain-abe-clinic.org = 新サーバーのグローバル IP アドレス」 と世界中のネームサーバーに教えて回る作業 となります。

従って、 [2] サーバーデータの移転 を行うのであれば、[4] ドメインの移管 を行うかどうかに関わらず、この作業は必ず行わなければなりません。 

なお、ネームサーバーの変更通知はドメインを管理している機関を通じて行います。従って、[4]  ドメインの移管 を行う場合、ネームサーバーの移転設定を行うタイミングを考えておく必要があります。

  • ドメインの旧管理元にネームサーバーの変更通知 → ネームサーバーの変更完了後にドメインの移管申請
  • ドメインの移管申請 -> 移管完了後に、新管理元にネームサーバーの変更通知

※ ドメインの移管には日数を要します。そしてその間は旧管理元・新管理元いずれにもネームサーバーの変更通知を出せません。

新サーバーのグローバル IP アドレスは、Xserver においては契約時にメールで通知されていますし、サーバーパネルからも確認できます。


ドメインの移管

ある人が、独自ドメイン (本例では brain-abe-clinic.org) を持っているのであれば、その人は必ずどこかの業者にその管理をしてもらっていることになります。

 ドメインの移管とは「独自ドメインの管理業者を変更する作業」 ということになります。実務上は、どこの業者に費用を払うのかを変更する作業、となります。

いわゆる「ホームページサーバーの移転作業」は [2][3] で完了していますので、必ず行う必要がある作業ではありません。

本例では、独自ドメイン brain-abe-clinic.org は、ホームページ・ビルダーサービスで取得していました。実務上はホームページ・ビルダーサービスから委託されたお名前.comが管理していました。

Xserver では、キャンペーン期間中であり、

  • ドメインの取得が無料
  • ドメインの移管であっても無料
  • 管理料も半永久的に無料

となっていますので、当然に移管することとしました。

上記 [2] で記載したタイミングとしては、

  • ドメインの移管申請 -> 移管完了後に、新管理元にネームサーバーの変更通知

を選択しました。

なお、事前に新サービス業者 (Xserver), 旧サービス業者 (ホームページ・ビルダーサービス)の双方の記載を確認しましたが、

両者間に矛盾はありませんでした。

<A: XSERVER 側の記載>
XSERVER へ移管申請 <この際に、移管元発行の認証鍵が必要>
2-3 日で移管承認メールが私へ届く
7-10 日で移管完了メールが私へ届く
XSERVER でネームサーバーの変更
<B: ホームページ・ビルダーサービス側の記載>
ドメイン登録情報の確認
XSERVER へ移管申請
XSERVERからビルダーサービスへ移管の連絡
移管承認メールが私へ届く
移管完了メールが私へ届く

かなり余裕をもった記載であったようで、実際には24時間程度で全ての手続きが完了しました。


独自 SSL の設定

そもそもこれを行いたくてサーバーを移行したのですが、結構大変な作業でした。

このページを参考にして下さった方に注意していただきたいのは以下の点です。

  • 独自 SSL の適用には1時間程度の時間がかかる。この間は管理者さえもサイトにアクセスできない。
  • ネームサーバーが Xserver を参照してからでないと独自 SSL を適用できない。従って、ネームサーバーの移転作業前にあらかじめ新サーバーに独自 SSL を適用しておくということができない。
  • 従って、 サイトのダウンタイムは必ず発生する。 サイトへのアクセスが少ない時間帯を狙って作業を行うべきである。

作業自体は以下となります。

(1) Xserver のサーバーパネルから、独自 SSL を設定。

(2)  1時間待機 

(3) WordPress のダッシュボードから WordPress アドレス / サイトアドレス を http -> https へ変更

(4) Xserver にてリダイレクトの設定

http://----- でのアクセスを受けた場合に https://----- へリダイレクトする

.htaccess の先頭に下記を追記する
<IfModule mod_rewrite.c> RewriteEngine on RewriteCond %{HTTPS} !=on [NC] RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L] </IfModule>

(5) WordPress のインストールディレクトリを変更したことから、もう一つだけリダイレクトの設定を行いました。

Xserver のサーバーパネルにてリダイレクトを設定
http://-----/wp -> https://-----/
https://-----/wp へのアクセスはさすがにないでしょうからこれだけで。

(6) サイト内リンクを http -> https へ変更

プラグイン Search Regex にて一括処理できました。
ただし、画像へのリンクについては自動処理が完遂されませんでした。一方、リダイレクト設定により表示は正確にできます。気になる場合は手動で処理することとなるでしょう。

結果

20180127-trusted-connection

成功です!

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